AED講習会

2016/02/07


 2月7日(日)定例の役員会終了後、AEDの講習会を町内会館2階で実施しました。
消防団第3分団の皆さんに訓練用AEDと人形を2セット持参していただき、最初に消防団員の方から模範演技していただきながら、次のように救護手順の説明を受けました。

 

  1. 倒れている人を見つけたら、まず、周囲の安全確認を行ったうえで、救護対象者の両肩をたたきながら、安否を確認します。
  2. 意識がないなど緊急措置が必要な場合は周囲に助けを呼びかけ、救急車の手配と近くのAEDを持ってくるよう近くの人に依頼します。
  3. その後、呼吸の有無を確認し、両手を組み、体重をかけて胸の中心部を押す心臓マッサージを1分間100回のペースで30回実施します。その後、鼻をつまみ、のどを押し上げ気道を確保し、口から呼気を吹き込みます。そしてまた心臓マッサージ、呼気吹き込み、と繰り返します。
  4. AEDが到着したら電源を入れ、機械の音声に従って、パッドの図にならい、2つのパッドを装着、音声指示で電気ショックボタンを押します。この間、AEDを持ってきた人に心臓マッサージを行ってもらうよう依頼します。
  5. 救急車が到着するまで(平均8分だそうです)、心臓マッサージ、呼気吹き込み、AED処置を繰り返します。
  6. 救急車が到着したら、AEDを装着したままで、救急隊員の人に引き継ぎます。


以上の動作を参加者全員が一人ずつ、消防団員の方に指導していただきながら、実演しましたが、心臓マッサージは30回1セットをやるだけでもそれなりに大変で、救急車が来るまで8分間行うのは相当しんどいので、できるだけ近くの人に協力してもらい、複数人で行うようにすることが必要だと思われます。
なお、心臓マッサージを強くやると肋骨が折れてしまうこともあるそうですが、命を助けるのに、骨折もやむを得ないとのことです。また、子どもの場合は片手で、赤ちゃんの場合は指でやるなど、救護対象者の体格に合わせて、やり方も変えることも必要です。
 
今回の講習会では和気あいあいとした雰囲気の中にも、少しでも実践に役立てようと参加者一人ひとりがそれぞれ内容を咀嚼し、実演することで初めて身をもって知るいい経験が積めたのではないかと思います。消防団の皆さんには本当にありがとうございました。
 
街中で倒れている人に出くわすことはそうめったにあることではないかもしれませんが、高齢化が進む中で、身近な家族が急に倒れることはあるかもしれません。
身近な人の命を救うために、一人でも多くの人がこうした対応を身に着けておくことが大事であると改めて思わされ、町内会としても町内の皆さんにこうした訓練を体験していただくべく、今後も機会を捉えてこのような講習会を実施していきたいと思います。